コンパクトシティってなに?
コンパクトシティって、なんだろう。
記憶をそのまま書くと以下のようだろうか。
- 都市の中心部に人を集め活気を取り戻すために、中心市街地活性化法など「まちづくり三法」を改正した。
- 特に大店法を改正しショッピングセンター(SC)などの郊外への出店を制限した。
- 市町村が中心市街地の活性化プランを作成し国に認可されると補助金がもらえる。
その背景や目指すところは以下の感じだろうか。
- 高齢者の増加により、病院、商店、公共施設が狭い範囲に集中しているほうが便利な状況になった。
- 自動車の普及と過去の大店法の緩和により郊外へのSCの出店が増え、都市の中心部がさびれてしまった。
- 地球温暖化、エネルギー問題により自家用車中心の車社会は非効率な状況になった。
でも、どこに住むかは人の自由で、政府や自治体が「ここに住め」と移住させることはできない。明治期の開拓団ではあるまいし。
郊外のほうが、土地は安く、駐車場も広い、SCもあるなど魅力的だから人が集まったのだ。
出店規制などで郊外の魅力を削ぎ、逆に中心地の出店を促して魅力を増せば、いずれは人が帰ってくるだろうが、時間はかかるだろう。
一方で、駅から近い中心部に住みたいというニーズもあるだろう。どうすれば、人は中心部に帰ってくるのだろう。病院や商店だけあればよいのか。高齢者や子育て世代、若者までが楽しめる、生活の基盤をおけるコンパクトシティって、どういうものだろう。考えてみたい。