10年の「夢」と2年の「計画」

続き(第一章 今の時代を働く考え方)

人間は、自分が持っている何らかの資源と、時間を使って、幸福感を製造しようとしている工場のようなものだ。そう考えると、仕事をする時間を、張り合いを持って、気分良く過ごしているのかどうかは、重要なはずだ。

同感だ。役に立っている実感、成長する実感。これを重視しつつ、お金を稼ぐのが理想だ。

では、仕事をどう選び、進めていくのか。
10年単位の「夢」のもと2年程度の「計画」を持つとよい。

能力を伸ばすときの目標、具体的に先を見通す長さを考えると、2年くらいだという。
また、超一流の学者や、モーツァルトのような「傑出した仕事」をした人は、「10年あるいはそれ以上の期間の、その分野へのひたむきな集中」が見られたという。(『意思決定と合理性』ハーバート・A・サイモン著、佐々木恒夫・吉原正彦訳 文真堂刊)

最後に、会社員は45歳か50歳くらいまでに、会社を離れた人生について計画をもつべきだ。

以上、第一章より。