コンパクトシティは青森市

青森市コンパクトシティの先駆けらしい。冬の除雪費用が重く、郊外の住民を中心部へ誘導しているとのこと。青森市のホームページに以下の記載がある。

  • Q1. コンパクトシティってなに?
  • A1.  住まい、職場、学校、病院、遊び場などさまざまな「機能」を、都市の中心部にコンパクトに集めることで、自動車に頼らず、歩いて生活することのできるまちのことです。

  • Q2. どうしてコンパクトシティが必要なの?
  • A2.  本市は世界でも有数の豪雪都市で、毎年除排雪作業に莫大な経費を費やしています。その除排雪しなければならない道路の距離は、過去10年間で約230?も増加しており、平成17年度は延べ約1,300?にもなります。これは青森市から岡山市までの国道の距離に相当します。

 まちが大きくなると、道路の除排雪の経費や、上下水道の整備など都市を運営する経費も大きくなります。
 一方で、大型ショッピングセンターや公共施設が郊外部に建設されることにより人の流れが郊外に移り、青森市の「まちの顔」である中心商店街などの空洞化が深刻な問題になっています。
 また、郊外開発を進めることは自然環境を破壊することにもつながります。
 このような問題を解消するため、コンパクトシティの考えかたを取り入れ、無秩序な市街地の拡大を抑制し、市民の皆さんの生活に必要な機能を中心部に集めたまちづくりを目指しています。

  • Q3. どんなことをしているの?
  • A3.  コンパクトシティを実現するために、大きく次の2つの取り組みを行っています。

(1)中心市街地の活性化
 ひとつは、中心市街地の活性化です。その取り組みとして、平成13年に青森駅前に複合型商業施設「アウガ」がオープンしました。市民図書館・男女共同参画プラザ・生鮮市場・ファッション系店舗などが入居する「アウガ」は、年間で約600万人以上のかたが利用しています。
 このアウガをはじめとする中心市街地が活気づいてきたことによって、青森駅前や新町通りなどへ足を運ぶ人も増えてきており、次第にまちのにぎわいが戻りつつあります。


(2)郊外の保全
 コンパクトシティを実現するためのもうひとつの取り組みは、郊外の保全です。本市の市街地を取り囲む郊外には、多くの優れた自然が残されています。この貴重な自然環境を保護するため、ブナの植林などの事業に積極的に取り組むとともに、無秩序な郊外の開発を抑制することに努めています。