5年前の夏。

2003年の夏は暑かった。

前年の冬に中小企業診断士の試験に合格し、資格を取得するための15日間の実務補修を受けていた。実務補修とは、プロとして独立している診断士の先生に指導いただきながら、実際に中小企業を訪問し経営診断と助言を行うものだ。

5人のメンバーで豊島区の商店街の電気屋と、江戸川区の老人ホームを担当した。昼間は店舗や施設を訪問し、深夜まで議論しながら報告書をまとめ、9月に中小企業診断士として登録を受けた。

あれから5年。

この資格を取得したことで、勤務先での業務改善などに役立ったし、社外の人脈も広がった。
中小企業診断士の資格は5年ごとの更新制で、その間に一定以上の診断業務や研修受講が条件となっている。
更新条件はクリアしたが、このところ、活動が下火になっている。10月からは、いわば診断士としての2期目に入るわけで、これからのことを考え、なにか活動しようと思っている。