点と線

点と線

点と線

松本清張「点と線」。引き込まれて二日で読んでしまった。東京から札幌まで、東京から博多まで汽車と連絡線で24時間かかった時代。電報が通信手段の主流だった時代。広域犯罪の捜査は困難だった。お蔵入りになった事件も多いのではないか。時刻表、電車や飛行機の乗り継ぎ、途中下車、時代と旅路に思いを馳せる小説だ。