松井秀喜はいい選手だと思う。ひたむきで、偉ぶらず、まっすぐに野球に打ち込んでいると感じる。日本では豪快にホームランを量産し、
アメリカでもペースを崩さずにがんばっていると思う。たしか
日経新聞の松井を追いかけていた記事で、2009年の
ワールドシリーズでの活躍にこう記してあった。「甲子園での
明徳義塾の松井5打席連続敬遠は戦術としてはどうだったのか。その答えが
ワールドシリーズでのMVPかもしれない。明徳の馬渕監督は勝利のために敬遠を選んだと言った。
ヤンキースのワールドチャンピオンを決めた試合、松井は
ワールドシリーズ・タイ記録となる1試合6打点をマークしたのだ」それはともかく、難病の少女への寄付、東南アジアの10人の子どもの里親になっていることなどは
伊集院静の文章で知った。それにしても松井の生い立ちから解説するこの本はちょっと褒めすぎか。